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2「ひ な」について
ひな
雛は宅配便で産地から直送されてきます。ボール箱に入れられてトラックに揺られてきますが比較的元気です。
最初見た人が親だと思いこむ習性があると言われているので、着いたら飼い主と認識させたい人が砂糖水を飲ませる事が慣例的に行われています。最初に見た人が飼い主と思うかどうかは定かではありませんが他の動物と同じようにいつも餌をくれる人になつくのは同じようで、ごくまれに送られてくる途中で死んでいるものも見受けられます。
雛を発注するときは、田植えの時期とアイガモをたんぼに放す時期(後述)を検討し雛の到着日を指定して注文します。本田の準備が整わない状態だとアイガモをいつまでも狭い育雛箱の中で飼うことになりますから、計画的に仕事を進める必要があります。
育雛箱
雛の到着するのが5月の始めなので寒くならない設備が必要になってきます。最初の一週間位は、夜間は何らかの暖房装置が必要ですし日中でも気温が上がらない日は暖房を入れておく必要があります。図は我が家の育雛箱であるが部屋を2つに区切り片方は常に電熱電球を灯しておき寒いときはそちらに移動するように設計してあります。比較的大きめの育雛箱や小部屋で育雛するときは不要になった電気こたつを利用する方法もあります。
暑いのには抵抗力があるので暖房は入れっぱなしでも良いのですが水飲み場は必須です。当然の事ながら外敵に一番やられやすい時期ですので外敵が箱のふたを開けたり出来ないよう細心の注意が必要です。この時期外敵に入られると一瞬ですべてを失います。
餌
0から1週まで
ひよこ用の餌を使用
1週から3週まで
成鶏用の餌を使用
3週以降は成鶏用の餌に未熟米やしいな(不稔籾)を混ぜて使用
鶏用の餌を多用すると生育が早いように感じられる。
青菜(雑草)も草刈りのついでに食べさせると良い。
☆ 目 次
1 はじめに
2 「ひな」について
3 「本田」での管理
4 「アイガモ」は稲を食べる?
5 「外敵対策」
6 「雑草」が生えてきたら
7 あとがき
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