6「「雑草」が生えてきたら」
草が生えてきた時の対応 初期的段階・・・・小さい草が見える程度。 草が生え始めるとアイガモはそこへはなかなか行かなくなる。そこで餌で釣って連れてゆく必要が出てくる。沈んでしまう餌ではだめなので不稔籾などの浮く餌を草の生えた所に集中してまき、できるだけ長くその場に留まらせるようにする。 中期的段階・・・・草が大きくなりアイガモが餌をまいても寄りつかなくなる。 当然、除草機や手取りの人力除草になる。最近は株間まで除草できる大変良くできた動力除草機も登場している。 仕上げの段階・・・・収穫直前 収穫直前になるとどんなにきれいなたんぼでも、ヒエが見えてきます。これは稲の株の中に混じっているものですから手で取るしかありません。 ネットの内側と外側 アイガモ除草がうまくいったたんぼではそうたいした数にならないと思いますのでできるだけきれいにしましょう。1年雑草が発生すると何年もたたります。その年の雑草はその年に始末するようにしましょう。 たんぼから上げる直前のようす 仕事の終わったアイガモは? アイガモがたんぼで活躍できる時期は最長で田植え後から出穂直前までになります。中干しを行う場合は6月の末頃までになるのでたんぼの中で暮らす時間よりも陸に上がってからの方がはるかに長期間になります。寒くなってくるとカモは脂が乗ってくると言います。できるだけ遅い時期まで飼っておき食用の肉として最後のお努めをしてもらいます。自分で解体できない人は専門の業者に頼むことになります。 私たちは肉を小分けにしたあと冷凍しアイガモ米を注文いただいた方に送っています。 アイガモの肉はスーパーなどで求めることも出来ますが無農薬・無化学肥料のたんぼで育ったアイガモはとても喜ばれます。 仕事を終えたアイガモ ☆ 目 次 1 はじめに 2 「ひな」について 3 「本田」での管理 5 「外敵対策」 7 あとがき
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